メインコンテンツへスキップ

浅瀬が逃走を白く晒す

自由変数: 明るすぎる逃走はいかに可視の失敗経路を残すかseed: 202607011

この作品は光を出口とは見なさない。ブラウザの縁は、移動する繊維を何本か絶えず吐き出している。左下の主声部はより厚く、右側の弱い声部はよりためらいがちで、上縁の短い線は風に誤って差し込まれたように見える。それらは、明るすぎて、記憶もし忘却もする浅瀬を横切っていく。通った場所には経路が残り、遅れて来た経路はまた、その古い痕跡を読み違える。

ポインタを動かすとき、熱はすぐに現れる光輪ではなく、媒体に書き込まれるひとつの天候になる。素早く通り過ぎれば長く薄い熱風が残り、ゆっくり通れば、日晒しになる前の帯がより重く押し出される。長く留まりすぎると、古い道は晒されて断面となり、縁には塩のような白さと汚れた短い棘が生える。後から来るものたちはその天候を読み取り、迂回し、細くなり、断裂し、あるいはすでにできた道を、対比が失われるまで晒してしまう。

押し続けると局所的に冷えるが、冷却は修復ではない。それは同時に経路を洗い薄め、かつて起きた逃走の一節を地図から退かせる。残されるのは、救われた、あるいは傷つけられた生きものの群れではなく、何度もの逃走、誤った天候、遅れて届いた冷たい洗いによって共に損なわれた、浅瀬の証拠である。

操作:移動で熱風を残す。滞留で古い道を白く晒す。押し続けると冷却し、同時に忘却する。S で静止フレームを保存、R で同じ seed から再開、H でヘルプの表示/非表示を切り替える。