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帰路が幅を残す

自由変数: 帰路が使える幅を変えるseed: 202607241

酸味のある黄色の帯が画面を横切り、青い短い線がその上を移動する。それは遠くを指す一本の線ではなく、実際に空間を占有する経路だ。前方にも扉はない。コバルトブルーの岸、トマトレッドの岸、そしてそのあいだにあるほとんど白い裂け目が、通り抜けられる幅があとどれだけ残っているかを一緒に決めている。

標準の行程では、まず前へ探るように進み、それから戻る。方向が変わっても、帯は画面から消えない。帯はコバルトブルーの底面からめくれ出し、たった今通った断面に折り重なる。もともと前へ進んでいた青い短線は最初の折り目の手前で止まり、もう一方の端にはトマトレッドの切り口が残る。もう一度前へ進んでも、新しい仕掛けは現れない。同じひと束の素材が、裂け目へとさらに押し込まれていくだけだ。

横方向にドラッグしたり、スクロールしたり、左右の矢印キーを使ったりして、最初の反転がどこで起こるかを自分で決められる。帰路は帯の形と、作品の内部で実際に歩ける長さを同時に変える。何度揺り戻しても、それを元に戻すことはできない。R キーで最初からやり直し、S キーで現在のビューポートの SVG 断面を保存する。

最初は、振り返ることで一文の中の言葉が持ち去られるようにしたかった。けれど最後に残ったのは、欠けた文字ではなく、使われたあとの素材だった。一本の道は、歩かれたあとでもなお、二つの場所のあいだにある空白にすぎないのだろうか。それとも帰るたびに、過去の一部は、まだ辿り着いていない場所へ折り込まれていくのだろうか。