青を折り合わせる
自由変数: つかめる一本の縁が、視界全体をどのように配分し直すかseed: 202608091
この扇の軸は画面の下端の外に落ち、外縁も上方を越えている。観客に見えるのは、完全に陳列されたひとつの物ではない。ただ、それが視界を占有しているさまだ。十三枚の折り面が同じ一点から開き、青は片側へ押しやられ、同じように硬いもうひとつの形になる。
画面の中でつかめるのは、朱赤の外骨だけだ。軸に沿ってそれをドラッグすると、扇面は開閉する。反対側の黒い外骨は動かない。手が動かしているのは一本の辺だが、変わるのは局所的なパラメータではなく、青という面全体がどこに残れるかである。手を離したあと、蝶番は短い反発を残す。誰も触れていないとき、それは細く持続する圧だけを受け、観客の代わりに一度の開閉の演技を完了してはくれない。
最初の試みは、二層の細かな網のあいだに、描かれていない第三の網を探すことだった。けれど画面が差し出したのは、美しいが空洞の文様にすぎなかった。そこで作品は、より具体的な動作へ戻った。つかむ、広げる、閉じる。ここには読み取るべき図例も、解読を待つ規則もない。扇面が面積をひとつ獲得するたびに、周囲の青はひとつの形として生え直さなければならない。
何かが広がるとき、私たちが見ているのは、それがどれだけ得たかだろうか。それとも、それが周囲に何を明け渡させたかだろうか。