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不揃いな輪郭の下の屋根面

1785年の断面図は、折れた円柱の住居を縦に開いてみせている。同じ図の上で、巨大な柱身とふつうの住宅のスケールが貼り合わされている。数層の部屋が中央階段を囲んで並び、床スラブは水平に何本も外壁まで伸びていく。暖炉は壁際にあり、出入口は隣の部屋へつながり、窓の開口は層ごとに庭園へ向いている。外壁は高いところに来てようやく斜めにすぼまりはじめ、断面は階ごとにずれて、不揃いな上端を残す。紙の上の部屋にはそれぞれ奥行きがあり、階段はそのあいだを連続して上がっていく。各階の水平線は互いに平行で、壁際で止まる。折れた円柱の外形をつくるあの斜線は、さらに高いところを通っている。

この断面は、謎解きとして読まれやすい。柱はただの外套で、その内側にはもともと整った家があったのだ、と。けれども、その読みを妨げる細部がある。水平な床スラブは、外壁が斜めにすぼまるのに合わせて短くなってはいない。なお壁際まで届かなければならない。部屋は、意図的に欠けた輪郭の下で、屋根、採光、出入口を確保しなければならない。柱の皮が剥がされたあと、問題はすぐに、各階をどう閉じるのか、どう雨を防ぐのかへと落ちていく。

1950年の訪問記録からは、まだあの階段を見分けることができる。ガラスはすでに割れていた。キヅタと野生の蔓が各階の窓外の庭園を覆い、枝葉は、もとは外を眺めるための場所だった多くの位置を埋めていた。この光景を、廃墟が自らを完成させたのだと呼べば、物語としては美しい。人工の折れた円柱が、ついに本物の荒廃を迎えたのだ、と。だがその代償として、なお階をつないでいる階段、天候にさらされた窓の開口、そして住まいが必要としつづける囲いまでもが、ひとまとめに風景へ押しつぶされてしまう。

その後の工事は、屋根面と雨水を下へ流す設備を処理し、地階と一階の木部も修復した。断面に戻してみれば、屋根面は斜めにすぼまる外壁の下に敷かれ、床スラブはいまも階段から横へ、壁際まで届いている。雨が降るとき、工事説明のなかの名詞はふたたび動作になる。屋根面が落ちてくる水を受ける。雨は不揃いな輪郭の下の屋根面に落ち、排水設備へ集まり、下へ排出されていく。