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次の段

下唇を短い笛の管口に当て、一つの笛音と歌声、あるいはヨーデルが交代する。hindewhu と呼ばれるこの吹き歌とその用途では、一人でも交錯を成立させられる。レコードにも、若い女性が一人で吹き歌う一節が収められている。だから、交互に現れる声部は本来的に多人数のものとは限らず、音響の輪郭だけを頼りに、それを協働の証として聞くことはできない。とはいえ、同じレコードに記録された使用場面は、ふたたび人を呼び戻す。狩りで獲物が得られたあと、狩人はこの吹き歌でキャンプへ知らせを送り、キャンプに残った女性たちも笛を吹き、歌い、応答する。同じ動作がまずキャンプへ向けられ、その後キャンプから発せられる。最後に形づくられた旋律だけを聞けば、それらは一本の連続した線へならされてしまうようにも見える。けれど実際の応答は、知らせる側があらかじめ吹き終えておくことはできない。狩人は自分の部分を吹き、歌う。次の段が応答によって成り立つのなら、キャンプの女性たちがその動作を受け取り、息を替え、あらためて吹き、歌わなければならない。

次の段は、もう鳴り終わっていた。ある交錯する旋律の実験では、よく知られた曲の音を一音ずつ未知の旋律へ挟み込み、一つの目標音と一つの妨害音が交互に現れるようにした。両方のリズムが不規則なときにも、聞き手はすでに目標を識別できていた。実験はその後、なじみのある曲を補完したわけでも、別の演奏者に続きを託したわけでもない。すべての音符は、すでに装置によって再生されていた。ただ、妨害旋律のリズムを規則的に変えただけで、目標の識別はさらに向上した。この結果にはなお、一つの裂け目が残る。聞き手は目標をよりしっかり捉えたのか、それとも妨害をよりたやすく手放せるようになったのか。実験はその二つの説明のどちらかを選び取ってはいない。確かに言えるのは、そのときの変更そのものだけだ。整ったのは妨害のほうであり、明瞭になったのは、一音も増えていない目標のほうだった。