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一文の前半

ドイツ語の文は、まず一つの説明について語り出す。それは、ある男性から求められたものだ。動作を表す abgeben は文末にあり、この時点では原文にはまだ出てきていない。けれどもフランス語訳はすでに始まっている。訳はまず la déclaration と言い、それから関係節で、その説明を求めた人物をつなげる。ドイツ語はこの関係を名詞の前に置かれた修飾語の中へ押し込めるが、フランス語はそれを「ある男性が私に求めたその説明」と展開する。どちらの側もまだ文全体を言い終えていないのに、すでに口にされた部分は同じではない。一方はなお動作を後ろに残しており、もう一方はすでに、対象、要求した人物、話し手のあいだの関係を訳文の中へ入れている。ひとたび発せられたフランス語の語は、聞き手がすでに耳にした前半の文になる。あとから届く成分はそれに続くことしかできず、紙の上の下書きのように一行まるごと消して書き直すことはできない。文末はなお開かれているのに、文頭はもう自由には取り戻せない。そこにこそ、この接続の圧力がある。

フランス語はその後、「私はすでに……する用意がある」と訳せる構文を開く。これは文全体の逐語訳ではなく、その時点ですでに形成されていた構造を見えるようにしたものにすぎない。話し手は何かをする用意があり、その何かが関わる対象はすでに前に現れているが、原文の文末の動作はまだ語られていない。ここまで聞いただけでは、どの動作が取られるのかはまだ分からない。それでも、その動作が何に向けられるのか、またその説明を誰が求めたのかは、すでに分かっている。訳文は abgeben を言い当てたわけではなく、それを待って止まったわけでもない。訳文は形成され続け、行動する意思はすでに明らかにしながら、その行動を前に出た説明とまだ結びつけていない。この段階で、フランス語は動詞が入るのを待つだけの空の殻ではない。名詞はすでに選ばれ、ドイツ語の修飾関係はフランス語の関係節へ組み替えられ、意思を示す構文もすでに開かれている。この二人の通訳者によるコーパスの中で、論文はこのように先に目的語を処理し、その後で文末の動詞をつなぐやり方を「構造的先取り」と記している。例は全部で六つしかなく、そのうち五つは同じ一人の通訳者によるものだった。この少なく偏りのある分布から言えるのは、目の前の文を近くで見ることまでであり、同時通訳全体の証拠とするには足りない。原論文に収録された例文と統計はこちら

原文が abgeben に至ると、フランス語は à la faire――それをする、と続ける。ここで構文は完成する。この一手は、その説明の名称を言い直すことも、すでに形成された関係を別の言い方に置き換えることもしない。代名詞によって、すでにある名詞へ戻って接続する。ここでの la の先行詞は、文頭の la déclaration である。